政府が2021年10月18日に公表した状況によりますと、新型コロナウイルスのワクチンを接種(1回以上)した人は国内でおよそ9500万人おり、全人口の75.3%となっております。2回目を終えた人は約8400万人おり、全人口の67%となっております。
ここでは、新型コロナウイルスワクチン接種状況と、薬事承認された新型コロナウイルスワクチンについて紹介しております。
また、新型コロナワクチン接種証明書についても紹介しております。

新型コロナウイルスワクチンの接種を2回完了した人の割合が、全人口の67%を超えたと政府より発表されました。
重症化リスクの高い高齢者は、ほとんどの方が2回目の接種を完了したと言われております。政府は希望する全ての人への接種を10~11月に完了する目標を掲げております※。ここでは2021年10月18日のデータより各都道府県別に接種状況をまとめております。
※ 2021年11月23日の報告では 76.9%となっております。
※2021年10月18日のデータです
| 都道府県 | 2回目接種率 | 初回接種率 |
| 北海道・東北地方 | ||
| 北海道 | 58.22% | 67.01% |
| 青森県 | 63.74% | 74.49% |
| 岩手県 | 59.89% | 69.48% |
| 宮城県 | 62.19% | 69.73% |
| 秋田県 | 66.31% | 73.88% |
| 山形県 | 64.84% | 72.84% |
| 福島県 | 62.75% | 72.03% |
| 都道府県 | 2回目接種率 | 初回接種率 |
| 関東地方 | ||
| 茨城県 | 64.95% | 73.98% |
| 栃木県 | 61.06% | 71.06% |
| 群馬県 | 67.82% | 73.29% |
| 埼玉県 | 59.67% | 69.31% |
| 千葉県 | 61.96% | 71.00% |
| 東京都 | 63.03% | 69.13% |
| 神奈川県 | 62.80% | 70.67% |
| 都道府県 | 2回目接種率 | 初回接種率 |
| 中部地方 | ||
| 新潟県 | 66.49% | 73.82% |
| 富山県 | 64.05% | 73.48% |
| 石川県 | 63.10% | 69.83% |
| 福井県 | 67.60% | 73.60% |
| 山梨県 | 64.51% | 71.49% |
| 長野県 | 62.77% | 71.66% |
| 岐阜県 | 65.45% | 72.65% |
| 静岡県 | 63.50% | 74.05% |
| 愛知県 | 60.79% | 68.20% |
| 都道府県 | 2回目接種率 | 初回接種率 |
| 近畿地方 | ||
| 三重県 | 63.00% | 70.82% |
| 滋賀県 | 63.07% | 71.08% |
| 京都府 | 58.21% | 65.45% |
| 大阪府 | 58.55% | 65.88% |
| 兵庫県 | 63.08% | 70.25% |
| 奈良県 | 65.33% | 71.65% |
| 和歌山県 | 66.49% | 70.99% |
| 都道府県 | 2回目接種率 | 初回接種率 |
| 中国・四国地方 | ||
| 鳥取県 | 64.47% | 68.83% |
| 島根県 | 62.28% | 70.04% |
| 岡山県 | 59.33% | 66.12% |
| 広島県 | 62.77% | 68.28% |
| 山口県 | 66.64% | 70.79% |
| 愛媛県 | 62.58% | 70.02% |
| 徳島県 | 64.73% | 70.11% |
| 都道府県 | 2回目接種率 | 初回接種率 |
| 九州・沖縄地方 | ||
| 福岡県 | 63.11% | 68.99% |
| 佐賀県 | 62.43% | 68.67% |
| 長崎県 | 65.94% | 70.90% |
| 熊本県 | 66.57% | 71.45% |
| 大分県 | 62.80% | 69.32% |
| 宮崎県 | 62.01% | 69.42% |
| 鹿児島県 | 62.04% | 68.49% |
| 沖縄県 | 56.56% | 62.34% |

2021年10月までに日本で薬事承認された新型コロナワクチンは、ファイザー社と武田/モデルナ社に加えて、40歳以上を対象としたアストラゼネカ社があります。
世界での新型コロナウイルスワクチン接種回数は、累計で60億回を超えたと言われておりますが、それぞれのワクチンにどのような違いがあるのか、その特徴を紹介していきます。

ファイザー社のワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンになります。
ワクチンを受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないという結果が出ております。
※報告での発症予防効果は約95%
対象年齢は12歳以上。接種回数は2回とされており、2回目の接種には1回目から約3週間後とされております。
主な副反応は、頭痛・関節・筋肉の痛み・注射した部分の痛み・疲労・寒気・発熱等が見られます。稀に重いアレルギー反応のアナフィラキシーなどが報告されております。

アストラゼネカ社のワクチンは、ウイルスベクターワクチンになります。
ワクチンを受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないという結果が出ております。
※報告での発症予防効果は約70%
対象年齢は原則40歳以上。接種回数は2回とされており、2回目の接種には1回目から4~12週間後とされており、最大の効果を得るには8週以上が望ましいと言われております。
主な副反応は、注射した部分の痛み・頭痛・関節や筋肉の痛み・倦怠感・疲労・寒気・発熱等が見られます。稀に重いアレルギー反応のアナフィラキシーなどが報告されております。

武田/モデルナ社のワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンになります。
ワクチンを受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないという結果が出ております。
※報告での発症予防効果は約94%
2021年8月にモデルナ社製ワクチンの異物問題が報道されましたが、現在では製造ラインを切り替えて、再発防止に努めております。
対象年齢は12歳以上。接種回数は2回とされており、2回目の接種には1回目から約4週間後とされております。
主な副反応は、注射した部分の痛み・頭痛・関節や筋肉の痛み・疲労・寒気・発熱等が見られます。稀に重いアレルギー反応のアナフィラキシーなどが報告されております。

海外渡航の際に渡航先への入国時や現地での飲食店・施設の利用時等では、新型コロナワクチン接種の事実を公的に証明する接種証明書が必要となる場合があります。
2021年9月27日に「防疫措置の緩和等が認められる対象国に渡航する場合に限って申請」という要件が撤廃されましたが、接種証明書がないと海外渡航ができなくなるということではありません。
申請先は、接種を受けた際のワクチンの接種券を発行した市町村になります。申請に必要なものは下記の通りです。
・申請書(各市町村で準備されます)
・海外渡航時に有効なパスポート(接種証明の申請はパスポートが交付された後)
・接種券のうち「予診のみ」部分(紛失した場合はマイナンバーもしくは接種を受けた時の住所が記載された本人確認書類が必要)
・接種済証又は接種記録書(予診票の写し(本人控え)でも可)
※各自治体によっては別途書類が必要になることがあります。詳細は各自治体のHPで確認しましょう。

新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)は、変異株ウイルスとして非常に感染力が強く、免疫力を低下させるものまで現れております。
新型コロナウイルスワクチン接種は、感染リスクを低減することはできても、100%予防できるものではありません。日常から感染防止対策を行い、感染リスクを減らしていくことが大切です。寒い時期は、様々なウイルスによる感染者が増える傾向にありますので、免疫力を下げないように心がけましょう。


































