TOP > お役立ち情報 > 小児科・小児内科
タイトル:小児科・小児内科とは
小児科・小児内科とは
風邪をはじめ、感冒、インフルエンザ、A群溶連菌感染症、感染性胃腸炎、手足口病、突発性発疹、麻疹、風疹、流行性耳下腺炎などの感染症、気管支喘息、各種予防接種など、小児科全般の診察を行う科です。

【早めに病院へ行くべき症状】
けいれんをともなった発熱や吐き気、せき、下痢や便秘、皮膚にぶつぶつや水ぶくれ、虫や動物に噛まれた場合など症状。

【小児科・小児内科に関するコンテンツ】
▼小児科内科医とは

小児は大人に比べて、疾患の種類が異なることが認識されており、19世紀の初めより内科学が進化して小児科が生まれてきました。
今では小児科は新生児から中学生ころまでを対象(〜15歳まで)とする臨床分野の一つとして高い認知度があります。小児科はその中でも新生児、乳児、幼児、学童などで分けることが多く、新生児や乳児の診療はより特殊と考えられます。
小児科には日本小児科学会などが認定するエキスパートが存在しており、資格として日本小児科学会認定医、日本小児科学会専門医があります。つまり、小児科の経験を持ち、さらに認定医試験に合格している専門医です。
通常の内科医と違う点は小児科は時間外の対応が多くなることが挙げられます。大人ではなく、子供が相手のためいつ体調が悪化するかがわからないのが大きな原因です。
小児科医は医師不足であることが多く、小児科の専門医に代わって内科医が診察することも多くなっている病院も多いようです。

▼小児科(小児内科)と小児外科の違い

【小児科と小児外科の共通点】
小児科にしても小児外科にしても、扱っているのは0歳から15歳までの子どもです。 中学校を卒業するまでは小児科に通うのが一般的です。
小児科が大人の内科、外科と違うのは、小児特有の発達がかかわっている可能性があるからです。 例えばアデノイド肥大という病気があります。大人にみられれば何らかの問題が起きていると考えられますが、小児の場合は一般的な成長過程のひとつですのでそれほど大きな問題ではなく経過観察となります。
大人の病気と小児の病気には違いがあるため、15歳を基点としています。
【小児科と小児外科の違い】
小児外科は、名前に『外科』とついているように外科的手術を伴うものを指しています。
消化器系や泌尿器系など、内臓の手術をする場合は小児外科の扱いです。 ただし、脳外科と整形外科の分野は、小児外科ではなくそれぞれの「外科」での治療を行います。
一方で、小児科は一応は内科の一分類とはなっていますが総合科としての役割が強いです。 風邪等の感染症から神経系の障害まで、幅広く子どもの面倒を見てくれるのが小児科です。
小児外科の方が小児科よりも治療分野が特化しているというイメージです。 また、小児科が総合科とは言っても、病院によって治療体制が整っている病気とそうでない病気はあります。 引っ越しなどで病院が変わる場合には、既往症の治療が受けられるか確認が必要です。

▼予防接種一覧

赤ちゃんの1か月健診が終わってひと安心ですが、外出の機会が増えてくるとこわい感染症から守ることも考えなければなりません。
そこで強い味方になるのがワクチンです。必要なワクチンを、ベストなタイミングできちんと接種すれば、VPDから赤ちゃんを守ってあげられます。
生後2か月では、定期接種のヒブ、小児用肺炎球菌ワクチン、任意接種のロタウイルス、B型肝炎ワクチンが受けられます。多くの保護者の方が、自治体から予防接種のお知らせが届いてから予防接種について考えはじめます。そのときには、すでに生後2か月を過ぎているかもしれません。生後2か月になっても、自治体から通知がなく無料券(接種券)が手元にない場合には、自治体に問い合わせてみましょう。
生後2か月で髄膜炎を予防するヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンを急いで受けましょう。3か月では四種混合(DPT-IPV)とロタワクチン、B型肝炎ワクチンとの5種類の同時接種がおすすめ。
ロタワクチンは1価ワクチン(2回接種)、5価ワクチン(3回接種)ともにできるだけ生後14週6日までに受けましょう。1価ワクチンは生後20週、5価ワクチンは生後24週を過ぎると初回接種が受けられません。

   ※背景の赤は定期予防接種の対象年齢期間
種類 定期(定められた期間であれば原則として無料)
ワクチン名 水痘 MR BCG 四種混合 小児用肺炎球菌 ヒブ
1ヵ月
(6週以内)
           
2ヵ月        
3ヵ月      
4ヵ月      
5ヵ月    
6ヵ月        
7ヵ月          
8ヵ月          
9ヵ月            
10ヵ月            
11ヵ月            
ワクチン名 水痘 MR BCG 四種混合 小児用肺炎球菌 ヒブ
1歳  
1歳1ヵ月      
1歳2ヵ月      
1歳3ヵ月    
1歳4ヵ月      
1歳5ヵ月      
1歳6ヵ月      
1歳7ヵ月      
1歳8ヵ月          
1歳9ヵ月          
1歳10ヵ月          
1歳11ヵ月          
2歳            
3歳            
4歳            
5歳            
6歳          
7歳            
ワクチン名 水痘 MR BCG 四種混合 小児用肺炎球菌 ヒブ
種類 定期(定められた期間であれば原則として無料)
種類 任意(自己負担)
ワクチン名 ロタウイルス B型肝炎 おたふくかぜ
1ヵ月
(6週以内)
   
2ヵ月  
3ヵ月  
4ヵ月  
5ヵ月    
6ヵ月  
7ヵ月    
8ヵ月    
9ヵ月    
10ヵ月    
11ヵ月    
ワクチン名 ロタウイルス B型肝炎 おたふくかぜ
1歳    
1歳1ヵ月    
1歳2ヵ月    
1歳3ヵ月    
1歳4ヵ月      
1歳5ヵ月      
1歳6ヵ月      
1歳7ヵ月      
1歳8ヵ月      
1歳9ヵ月      
1歳10ヵ月      
1歳11ヵ月      
2歳      
3歳    
4歳    
5歳    
6歳    
7歳    
ワクチン名 ロタウイルス B型肝炎 おたふくかぜ
種類 任意(自己負担)
予防接種名 ※接種をお勧めする年齢(標準の接種対象年齢)
〈無料で受けられる年齢(接種対象年齢)〉
接種回数
ヒブ(Hib) 初回 生後2ヵ月〜7ヵ月未満
〈生後2ヵ月〜60ヵ月未満〉
27〜56日の間隔で3回
追加 初回接種終了後、7ヵ月〜13ヵ月
〈生後2ヵ月〜60ヵ月未満〉
1回
小児用肺炎球菌
(プレベナー)
初回 生後2ヵ月〜7ヵ月未満
〈生後2ヵ月〜60ヵ月未満〉
27日以上の間隔で3回
追加 生後12ヵ月〜15ヵ月
〈生後2ヵ月〜60ヵ月未満〉
1回
四種混合
(ジフテリア)
(百日咳)
(破傷風)
(不活性ポリオ)
1期 初回接種 生後3ヵ月〜12ヵ月未満
〈生後3ヵ月〜90ヵ月未満〉
20〜56日の間隔で3回
三種混合 追加接種 初回接種終了後、12ヵ月〜18ヵ月
〈生後9ヵ月〜90ヵ月未満〉
1回
不活性ポリオ
二種混合
(ジフテリア)
(破傷風)
2期 11歳
〈11〜13歳未満〉
1回
BCG   生後5ヵ月〜8ヵ月未満
〈生後〜1歳未満〉
1回
MR
(麻しん、風しん混合)
1期 生後12ヵ月〜24ヵ月未満
1回
2期 5〜7歳未満で、小学校入学1年前の4月1日から入学の年の3月31日までの間にある者 1回
日本脳炎 1期 初回接種 3歳
〈生後6ヵ月〜90ヵ月未満〉
6〜28日の間隔で2回
追加接種 4歳
〈生後6ヵ月〜90ヵ月未満〉
初回接種終了後
おおむね1年後1回
2期 9歳
〈9歳〜13歳未満〉
1回
水痘 初回 生後12ヵ月〜15ヵ月
〈生後12ヵ月〜36ヵ月未満〉
1回
追加 初回接種終了後、6ヵ月〜12ヵ月
〈生後12ヵ月〜36ヵ月未満〉
1回
※BCG・水痘・MR接種後は27日以上、四種混合・二種混合・日本脳炎・ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン接種後は6日以上の間隔をあければ、他の予防接種が接種可能となります。
【BCG接種】

平成25年4月1日より、接種対象年齢が『生後3カ月〜1歳未満』に変更されました。標準的な接種期間は『生後5カ月〜8ヵ月未満』です。

【日本脳炎】

平成21年6月より新しい日本脳炎ワクチンが出来、接種再開となりました。
平成23年6月から救済措置の公費接種対象者が拡大されました。
ただし、接種回数・方法が異なる場合がありますので、病院にご確認下さい。
※救済措置対象者は生年月日が平成7年4月2日〜平成19年4月1日の方に限り20歳未満までとなっておりますので、ご注意ください。

【ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン】
平成25年4月1日より定期予防接種となりました。
生後2カ月〜接種可能ですが、初回1回目を接種する月齢により
接種回数がそれぞれ異なります。
【水痘】

平成26年10月1日より定期予防接種となりました。

【おたふくかぜ】

1歳から接種が可能です。任意接種の為、費用がかかります。

【ロタウイルスワクチン】

生後6週から接種が可能です。生後24週までに全2回の接種を終わらせなければなりません。
任意接種の為、費用がかかります。

【B型肝炎】

3回の接種となります。任意接種の為、費用がかかります。

【A型肝炎】

1歳から受けられます。1回目の2〜4週後に2回目、その役半年後に3回目を摂取します。任意接種の為、費用がかかります。

【インフルエンザ】

生後6ヵ月から接種可能。毎秋、10〜11月ごろに接種しましょう。任意接種の為、費用がかかります。

【HPV】

(ヒトパピローマウイルス)中学1年生で接種開始(対象:祥〜高1の女の子)2価と4価があり、ワクチンによってスケジュールが異なります。公費負担です。

【髄膜炎菌】

2歳から受けられます。海外留学や高校や大学で寮生活をする人などは接種が進められます。任意接種の為、費用がかかります。