info
医療に関する専門用語を解説した用語辞典です。

胸膜炎

胸膜炎とは肺の外側を覆っている胸膜に炎症が起こっているもので、呼吸器系の病気になります。胸膜は胸にたまった水を吸収する役割をもっているため、胸膜が機能を果たさなければ胸水がたまっていき、結果肺を圧迫してしまうのです。
【胸膜炎の症状】
胸膜炎の主な症状には下記のようなものがあります。

  • 胸部の痛み
  • 乾いた咳が続いている
  • 咳と混じって頻繁に痰が出る
  • 息切れ、呼吸困難
  • 発熱、悪寒
  • 体がだるい状態が続く
  • 背中の痛み

初期の症状は風邪と間違える場合が多いのですが、たんに血が混じっていたり、咳がずっと続くなどの症状があったら胸膜炎の可能性があります。放っておくと胸水が溜まっていき胸水に膿を含んだ状態に悪化してしまうこともあるので、疑わしい症状が出たら受診することが早期発見につながります。胸膜炎はがんや肺炎のあとに発症する場合が多く、症状も似ているためわかりづらいです。肺に細菌が感染したことが原因であれば、発熱を伴います。